公務員を辞めるまでのストーリー

妻子持ち36歳現役公務員。令和元年11月20日に、『公務員ヤメ隊』を結成。現在、隊員は1名。隊長である私のみ。そんな私が公務員を辞めるまでのストーリー。

困難って何だろう?

昨日の風邪がまるで嘘のように体調があまり良くなかったが、今日は人生初のハーフマラソンに参加してきた。

 

天候は雨。

 

最悪のコンディションで、そもそも長距離を走ることが何よりも嫌いな私としては、付き合いで走るマラソンへのモチベーションは相当に低い。

 

天候は雨。

 

しかも、この日のために一応練習というかトレーニングをしてみたが、それもここ最近は全く出来ていない。

台風19号の影響で、業務多忙に陥ったからだ。

そんな輩が気安く走っていいものなのか。

 

天候は雨。

 

会場までは自宅から自転車で30分ぐらいで行ける。せっかくの休日に、何故、早朝から好きでもないマラソン大会に向かわなければならないのか。

 

天候は雨。

 

そんなに嫌なら、走らなければいいじゃないか。きっとそう思われるだろう。

しかし、好きでもないマラソン大会に出るために、こっちは参加費を支払っているのだ。

その時点で、走らないという選択肢はない。

『好きか嫌いか』と『やるか止めるか』は別である。この場合、『やる』しかないのだ。でなければ、嫁の機嫌が悪くなるだろう。参加費を返せとなる。

 

天候は雨。

 

ずぶ濡れになりながら、30分かけて会場に到着した。

最悪の天候だというのに、信じられないぐらい多くのランナーが続々と会場入りしている。

『よほどの物好きだな』と感心した。

 

天候は雨。

 

物好きとはいえ、さすがに雨が降っていれば、会場は愚痴や不満の声で溢れかえっているだろうと思った。

事実、私の心は不満で満ち溢れていた。

・・・『不満で満ちる』という日本語の使い方は正しいのか。満たされないから『不満』なのであり、『不満で満ちる』というのは、『満たされないことで満たされる』となる。意味がわからん。というか、そんな話、今はどうでもいい。

 

天候は雨。

 

会場入りして、驚いた。

 

集まった約1万人のランナーのうち、雨が止まない事に不満を漏らしているのはなんと私1人だけだったのだ。

1人だけというのは大袈裟かもしれないが、そう思ってしまうほどに皆んな笑顔だった。バカなのかと思った。

 

しかし、バカなのは私の方だ。

 

自分の思い通りにいかない時、愚痴や不平不満を言う。しかし、不平不満を言っていても悪い状況が変わるわけではない。

そればかりか、不平不満を言っているうちは、自分自身をさらに悪い境遇へと向かわせてしまうのだ。そういうものだ。きっとそうだ。

だったら今の悪い状況を心から楽しんでしまえ!笑顔のランナー達からはそんな気持ちが窺えた。

つまり、悪い状況かどうかは自分自身の『考え方』次第なのだ。

 

と、ここまで書いたところでマラソンによる疲労と睡魔が襲ってきたため、今日のところはここまでとする。

 

ラソン大会は、

まだ、

スタートしていない。